いしやのトマト栽培方法 ライン
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 「御影石産地」および「笠間焼き」ならではの栽培方法です。

栽培に必要な「粒状培土」を作ります。

 粒状培土の生成方法は、乾燥した石材研磨粉(90%)およびベントナイト(10%)を混ぜ合わせ、造粒します。造粒後、950度にて焼成することで、石材研磨粉の粒状培土が完成します。

 粒状培土の性質は、吸水率27%と高い吸水率、充填比重0.9と保水性を持つので野菜や花の養液栽培に適した性質を持っています。また粒状倍土と根との分離も容易(現在、高糖度トマト栽培では防根シートにて粒状培土を覆い、さらに根と倍土の分離が容易になり、作業効率もアップしましたので作業が楽であるばかりか、使い古いしの粒状倍土のほとんどがリサイクル可能です。

栽培方法

 県園芸研究所が独自に開発した「底面給液方式」の養液栽培技術を利用して栽培いたします(図参照)。

 栽培ポットにトマトの苗を植え、その苗を防根シートで包んだ粒状培土で覆います。C溝にそれらポットを並べ、C溝内に栽培溶液を流し、栽培します。このとき栽培液面を一定に保つためにレベルセンサーを設け、万が一液面が低くなった場合、溶液タンクから栽培溶液を供給し、常に液面を一定レベルに保ちます。

 本技術には、廃液、廃土がでないばかりか、液切れ対応が楽で養液管理が容易であり、さらに栽培コントロールがやりやすいため、糖度制御も楽です。また根が土につかないため枯れ苗の処分が容易である。以上よりこの栽培方法には次の利点が挙げられます。

○ 廃液が存在しない。

○ 廃土が出ない(粒状培土のほとんどがリサイクル可能)

○ 養液管理が容易(溶液管理は液面管理だけですので液切れ対応が楽)

○ 栽培コントロールがやりやすい(糖度制御がやりやすい)

○ 枯れ苗の処分が容易(防根シートおよび粒状培土により根が土につかない)

○ 粒状培土のリサイクル可能

基本構成

底面給液栽培法による略図

 「底面給液方式」の養液栽培技術により生産したビタミン豊富な高糖度トマト糖度:9以上〜12、ビタミンC:通常トマトの3倍以上と従来のトマトより群を抜いて良質なトマト栽培が可能となります。


ハウス全体像

栽培ハウス全景

液肥供給システム制御盤

液肥供給システム

育苗の様子

誘引後の育苗状態

ハウス内部

栽培ハウス内の様子

ハウス制御盤

ハウス制御システム

生育状況

平成16年2月の状況

詳細な栽培方法やデータについては、いしやのトマト組合へ直接ご連絡下さい。
資料については実費ご負担にて、ご提供いたします。


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